KUMON日本地図パズルの次なるステップに同シリーズの世界地図パズルを与えました。日本地図と違って、大きな国から小さな国までバラバラなサイズ感と、ピース数が増えます。当時3歳になる前の長男ロープは、想像以上の喰いつきで繰り返し遊んでいました。
日本地図・世界地図を交互に約1年続けました。

2歳10ヵ月の頃
これをきかっけに、気付けば地球儀を回したり、世界地図を眺めたりするほどに地理が大好きな子に成長しました。

3歳8ヵ月の頃
形ってどうやって覚えるの?
ある日の会話・・・

「かしら文字」ってなに?

最初の一文字目よ~なんで?

「おとしあな」ってなに?
唐突に続けて質問され「???」と思いながら家事を中断して某クイズ番組を観ていたロープの元へ行くと、画面に映っていた問題が「都道府県名の頭文字を繋げて出来る言葉は?」というもの。

左から、おかやま県 → とちぎ県 → しまね県 → あきた県 → なら県
答え・・・「おとしあな」
毎日のように地理に触れているから考えれば分かるとは思うのですが、最初の質問から答えを出すまで(=2度目の質問するまで)本当に一瞬だったので驚きです。間をすっ飛ばし、端折りすぎ!
親バカですが「うわっ天才くさい!」と。笑 シルエットでわかるの!?いつからわかってるん!?
それを確かめたくて、すぐにこちらの両方を購入してみました。
世界地理カードは120ヵ国が収録されています。テンポよく結構なスピードでフラッシュしていくのですが、世界地図を逆さにしても、どんな向きだとしても答えていく。例えば世界地図の中に長野県を入れていても、逆に日本地図の中に突然スペインが混ざっていても詰まることなく、見た瞬間に答えが出ます。そんなロープが面白くなったおとんの意地悪が更にエスカレートしていき、シルエットの一部だけを見せるように隠し出題。こんな鬼問題にも正解します。

この〇部分をちょい見せ

全体のこの部分です

正解はコロンビアです
ロープはこの鬼問題を気に入り、しばらく付き合っていたおとん。果たして好きで毎日地図を眺めていたら、細部の形状まで記憶するのでしょうか?

まじか。どないなっとるねん。びびるわ。
「特殊能力」について調べてみた
この驚異的な力について調べたところ「視空間認知」というものに辿り着きました。
- 視空間認識とは?
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目から入った情報の処理をし、空間の全体的なイメージをつかむための機能です。
・対象と背景を区別するはたらき
・ものとの距離や奥行き、文字や形を認識するときに使われる
・形・方向に左右されず、同じ形を「同じだ」と把握するはたらき
・地図を見て行き先を把握する、展開図を見て出来上がりの形をイメージする
といったときに発揮される力です。※ 発達ナビサイトより抜粋
他に、耳にしたことのあるもので「空間認識力」「共感覚」「絶対音感」「映像記憶」などが挙げられますが、ロープはおそらく「視空間認知」が人より発達しているのだろう!と思うことでまとまりました。
どうやら、弟直角にはこの機能は備わっていないようです。特徴的な北海道や青森県くらいはわかるようですが…もちろんおかん、おとんもどうやっても無理です。少なくとも、遺伝でないことは確かです。笑
潜在能力を伸ばしてあげよう!
この後に購入したのがこちら、197ヵ国を収録してあるカードです。
国旗ってカラフルで子どもは好きなイメージがあります。実際、多くの国旗の絵本や教材をよく見かけます。ロープの場合は、国旗のように情報量の多いもの(色やデザイン)はすべてあっという間に覚えてしまいます。国旗を見せる →(国名をすっ飛ばす)→ 首都名を答える、というテクニックを身につけていきました。

この時期、並行して使っていたiPadのアプリがこちらです。

国の形・位置・国旗がまとめて覚えられるよ。

たまたま観ていたTV番組がきっかけで、早い段階で眠っていた潜在能力が開花したことは親子にとって大きいです。
そして過剰なくらい褒めてあげると、グングン伸びました。これを知ってから、どんなことに興味がありそうか、同じことさせるのにこうした方が喜ぶかなど、おかんは考え工夫するようになりました。
兄と弟の関係
兄ロープは発語が3歳半と遅かったのですが、現在でも普段の会話で突然話が飛んだり、主語がなかったりします。加えてかなりの早口なので、学校で変わった子だと思われているんじゃないかと少し気がかりなのも事実です。実際に、おかんは一度で理解できず聞き返すこともしょっちゅうです。
唯一、ロープと普通に会話をするのが弟直角です。直角は、ロープにはない語彙力とトンチに長けていて、場面によって類義語を柔軟に言い換えたり、相手を気分よくさせたりと 恐ろしく言葉の使いこなしが上手です。ロープの一番の理解者であり、ライバルであり、親友だと思います。そこで語彙力について調べてみると、「視覚優位」「聴覚優位」という これまた聞きなれない言葉に辿り着きました。
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視覚優位とは?
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・人の顔や一度行った場所をよく覚えている
・図鑑や百科事典など、絵や図の多い本を読むのが好き
・口頭での指示より、文字や絵で提示された指示の方が理解しやすい
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聴覚優位とは?
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・歌詞をすぐ覚える
・口頭での指示を理解しやすい
・記憶と音が結びついている、声を聴いて誰だったか思い出す
視覚優位とは視覚から、聴覚優位とは聴覚からの情報が得意ということがわかりました。おそらく、ロープが視覚優位、直角が聴覚優位に当てはまるかなと思いました。
みなさんのお子様はいかがですか?思い当たることがあれば、特性に沿って潜在能力を引き出すきっかけにしてあげてください。
3歳半のロープが発語と同時に九九を完璧に習得していたことにも納得です。九九DVD映像を見ているうちに、自然に覚えたと思われます。そして直角の語彙力、これも今後かなりの強みになっていくと信じています。




